私は貝になった

女性の特権を活かして、レディースデーに見て参りました。一言でなんて決して言えませんが、昨日の帰り道電車の中、家に帰ってから、寝ている間*1、行きの電車の中、ずっと頭の中で何かしらがうごめいています。
わたしが社会の先生だったら、授業で生徒に見せたい。社会でなくても、先生であれば見せたい。
あれはファンとかファンでないとか関係なく見たほうがいいと思う。そう思います。
でもちょっと先走りすぎたかなぁ。この映画を見てしまったら、わたし、これからまだ残っている宣伝番組をどういうテンションで見たらいいんでしょうか。特に黒バラね。泣き笑い?
あ、でも自分の中で予想していたほどは泣いてない!と思うんだけど。・・・多分(正直よく分からない)。
わたしが人生で一番泣いた映画はダンサーインザダークで*2、この先二度と見たくない映画もダンサーインザダークなのですが、貝は不思議と二度と見たくない!とは思いませんでした。別になかいさんの容姿とかは全く関係なくて。大体男前だわぁ〜とかそういう感情を一切抱かせてもらえなかったもんねえ。それどころじゃないってかんじ。唯一、CMでもいっぱい流れている面接、じゃないや、面会のシーンの横顔に「ほえ〜」っとなったぐらいで。つうかあれはもうなかいさんじゃないよね。
ちなみに映画館は、混んでもなくガラガラでもなく。アベック(ふるっ)も男性もちらほらいました。通路を挟んだ隣のおじさんが途中からいびきかいちゃって。もー、ほんっとに起こしにいこうかと思いました。寝てもいいから、静かにしてちょーだいね。

  • わたしは正直戦争のこともよく知らないので*3、なるほどなぁと思いました。センパンってそういうことだったのか!って。いや〜、無知って怖いなあ。と見ながら自分にブルブル震えました。
  • このお話もほっとんど知らないので、見事に騙されかけました。そう、あそこ!いったんトヨちゃんが釈放?っぽくなったところ。一瞬「あれ?ハッピーエンドなの?」って思っちゃったじゃない〜(わたしだけ?)。でもすぐに「それだと『貝になりたい』っていつ言うんだ?」と気付きアワアワしてしまいました。もー、トヨちゃんと一緒に卒倒だよ。あのときのわたしに嘘発見器みたいな機械が付いていたなら、メーターが振り切れて大変なことになっていたことでしょう。
  • 宣伝番組を見ていたときは「こんなに見せてどうするだ」と思っていましたが、やっぱりちゃんと大事なところは見せないでくれてましたねぇ。全然見たことある感がなかったもん。そりゃそうだよね。
  • 終盤は圧巻。
  • そりゃしばらく芝居はいいって思うわなあ(あれ?そんなこと言ってなかったかしら)。
  • 砂の器のラストは「なかいたん!!」と思って涙も止まりましたが、今回はまったくそう思わず。ぼえええええええ、という声にならない声がずっと出ていました(勿論心の中でですよ)。
  • なのになのになのに。あの手紙に書かれている文字はあのなかいさんの丸文字なのかな?と思ってしまったわたしを許してください。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
  • ラストのラスト、あれ、家で見てたら一晩泣き通し間違いなしですね。さすがにこれから電車に乗って帰るんだという理性が働き、涙は根性で止めましたけど。あのラストは…ちょっと…。ああ、わたしが大金持ちだったなら、映画館を貸し切ってひとりで大きいスクリーンで見てハイヤーで帰るのに。
  • いかん、涙が出てきた。
  • 気を取り直して。くさなぎさんが思ったより出ていらっしゃった。
  • 石坂へーちゃんの福耳に釘付け。
  • やけに金八ファミリーが多い(と言っても見つけられたのは3人だけでしたが)と思ったら、監督が監督だからか。
  • ところでべーさんが泣いた場面ってどこなんですかね?

*1:目が覚めたときに脳裏に浮かんでいたのはそれだった

*2:家に帰ってきてからも泣きに泣いた

*3:わたしの戦争の知識はホタルの墓とはだしのゲンから得たと言っても過言ではない